「千年幸福論」 amazarashi
ー終わりがあるから美しい そんなの分かりたくもないよー
今回は「amazarashi」のアルバム「千年幸福論」に収録されている曲の歌詞と、僕の個人的見解と感想を載せていきたいと思います。※一部抜粋。
「千年幸福論」曲目リスト
- デスゲーム
- 空っぽの空に潰される
- 古いSF映画
- 渋谷の果てに地平線
- 夜の歌
- 逃避行
- 千年幸福論
- 遺書
- 美しい思い出
- 14歳
- 冬が来る前に
- 未来づくり
2、空っぽの空に潰される
ー楽しけりゃ笑えばいいんだろ 悲しい時は泣いたらいいんだろ
虚しい時はどうすりゃいいの? 教えて 教えてー
・楽しい時は笑い、悲しい時は泣く、そんな当たり前はわかります。でも虚しい気持ちの時はどうすればいいかは確かにわからないですね。
ー今日が暮れて今日がやってくる 流れのままにとは行かないが 嫌なものを嫌と言ってたら こんな今日に流れ着いた
だから今日は記念日だ 戦った僕の記念日だ ただ一つだけ問題がある 全くもって虚しい今日だー
・生きている限り続く今日という毎日は、上手くいかないことや、自分の思い通りにならない事だらけだと思います。そんな毎日の中、嫌なものから逃げ続けて流れ着くのは虚しさしか感じない今日なんですね。
ー名残惜しさも無くさよなら 愛した人や物はあっけない それに何を期待すりゃいいの? 教えて 教えてー
3、古いSF映画
ー僕らが信じる真実は 誰かの創作かもしれない
僕らが見てるこの世界は 誰かの悪意かもしれない
人が人である理由が 人の中にしかないのなら
明け渡してはいけない場所 それを心と呼ぶんでしょー
5、夜の歌
ー希望は唯一つで 諦める訳は捨てるほど ぬかるんだ道に立ち尽くし 行こうか戻ろうか悩んでー
・自分が叶えたい夢は一つでも、それを諦める理由なんてのは無数にあって、困難な状況に立つと、すぐに諦めようかと考えてしまう、それが夢という悲しい希望なんですかね。
ー結局歩き続けて その向こうで光が射して その時僕らは思うだろう 「今まで生きていて良かった」
その一瞬の 為だったんだ 今まで積み上げたガラクタ 多くの時間 多くの挫折 数えきれない程の涙ー
・それでも希望を追い続けて、得られたのは生きていて良かったという喜び、それがその時だけ、一瞬のものだとしても、今までの努力や挫折、悲しみは無駄ではなかったと思えるんですね。
ー夜の中で 息を止めてた それでも朝は やって来るから
この寂寥に 僕らは生きる ただ一瞬の 輝きのためにー
6、逃避行
ー自由に生きたいと思えば思うほど 向かい風は勢いを増した
結局どこに行ったって 問題はそれなりにあるもんだ
でも それなら なおさら 僕は僕を選ばなきゃいけない
終わりが訪れた時 後悔しない僕に出会いたいー
・自由に生きるというのはとても難しいものですが、逆に自由じゃない生き方というのも結局難しい。なら、せめて後悔しないように自分らしい生き方をしなきゃならないと教えてくれています。
ー僕等を走らせるなら きっとなんだっていい
恩義でも逃避でも 世間体でも逆恨みでも
問題は僕らがどこまで行けるかって事
僕らがいつまで戦い続けるかという事ー
7、千年幸福論
ー千年続く愛情を 千年続く友情を 千年続く安心を 千年続く幸福を
僕らは望んで止まないけれど そんなもの何処にありましょうかー
ーあなたが居なくなっても生きる僕を 許せないと言ったら笑うでしょうか?
僕がいなくても生きていくあなたを 「悲しい」と言ってはいけませんか?
10、14歳
ーアメリカの映画みたいな ハッピーエンドは来なかった
結局僕は僕だから 結局今日は今日だったー
・この歌詞を最初に聞いた時、自分の事を言われたような気がして印象に残っています。自分が変わらないのだから、その先に続く今日も結局変わらないままただ過ぎて行ってしまう。今日を変えたいのならまず今日の自分を変えていかなきゃならないという事ですね。
12、未来づくり
ー僕は精一杯僕を肯定するよ
ただ僕を 信じてくれたあなたを 肯定する為にー