感動 名言を求め続けるブログ

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「世界収束二一一六」amazarashi

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ー最後はやっぱり「ありがとう」かなー

 

僕がこのブログを作った一番の理由はこの「amazarashi」というアーティストを皆さんにも知って欲しかったからです。

 

今回は「amazarashi」のアルバム「世界収束二一一六」に収録されている曲の歌詞と、僕の個人的見解と感想を載せていきたいと思います。※一部抜粋。

 

 

「世界収束二一一六 曲目リスト

  1. タクシードライバー
  2. 多数決
  3. 季節は次々死んでいく
  4. 分岐
  5. 百年経ったら
  6. ライフイズビューティフル
  7. 吐きそうだ
  8. しらふ
  9. スピードと摩擦
  10. エンディングテーマ
  11. 花は誰かの死体に咲く
  12. 収束

 

1、タクシードライバー

 

ー流れる都市の景色があまりにきらびやかで

 相対的に僕らの幸福は委縮して

 汗かいて一粒の喜びに明け暮れて そのくせ帰りの道筋だって人任せー

 

2、多数決

 

ー臆病者ほど人を傷つけると言うなら

 一番臆病なのはこの世界なのかもしれない

 優しい奴ほど背中を丸めて歩く 腹いせにこの都会を踏んづけて歩くー

 

ー人類最後の解決法が戦争だけなら 進化論も当てにはならなかったみたいだ

 その実、知恵のある振りをした獣だから

 空腹もこれ以上無い動機になりえたー

 

ー札束の数 名誉の数 友達の数 勲章の数

 勝ち越した数 賞状の数 努力した数 褒められた数

 僕らの価値は数字じゃない

 自分の評価を人に任せるわけにはいかない

 世界は移り変わる 昨日の価値は今日の無価値ー

 

3、季節は次々死んでいく

 

ー疲れた顔に足を引きずって 照り返す夕日に顔をしかめて

 行こうか 戻ろうか 悩みはするけど しばらくすれば 歩き出す背中

 そうだ行かねばならぬ 何はなくとも生きて行くのだ

 僕らは どうせ拾った命だ ここに置いてくよ なけなしのー

 

・この曲の歌詞は僕のような一般人には理解が難しい程詩的ですが、amazarasiさんの曲の中では一番完成度が高いと思われるので是非聞いて頂きたいです。

 

5、百年経ったら

 

ー世界一嫌いな人間と 世界一大事な人間を 一人しか救えない

 だとしても迷うだろう そういうもんだ 人として

 良心があってこそ 良心が傷むのだー

 

・自分に置き換えて見ると、迷うことない気がしますが、いざそういった場面になると迷うものなんでしょうね。まあ迷わなかったら良心がないということですが(笑)

 

6、ライフイズビューティフル

 

ーあっけなく命や夢が消える星で ありふれたよくある悲しい話

 そんなもんに飽きもせず泣き笑い 人生は美しい

 一つを手に入れて一つを失くして いつも何か足りないって泣いている

 だけど後悔なんてしてやるものか 人生は美しいー

 

7、吐きそうだ

 

ー生きる意味とは何だ 寝起き一杯のコーヒーぐらいのもんか

 それとも酔いどれの千夜一夜 ていうか二日酔いでもう吐きそうだー

 

・最初このアルバムを手にした時、「吐きそうだ」という曲名を見てどんな曲なのかまったく予測できなかったのが印象に残っています。この曲はおそらく作詞した秋田ひろむさんが上記の歌詞のように、二日酔いで吐きそうな状態で書いたと思われ、秋田ひろむさんの本心や自分自身の事が強く歌詞に出ていると思います。

 

ー自分の価値観を自分で言い負かし そいつをまた否定する言葉遊び

 建前を一枚ずつ剥がせば 頭の中すっかり嫌な奴

 そりゃそうだ一糸纏わぬ人間は そもそも獣とさほど変わらない

 つまり犯人は僕自身なのだ っていうのはもう何度目のオチだ?ー

 

ー馬鹿にした奴 見返したいだけじゃ 目立ちたがりや 空虚な愉快犯

 上か下かで競い合うその先に 僕ら生きてる虚しさを恥じて

 群衆の意思の平均像の下敷きに なっているのもどうせ人間だ

 それなら自分が一番可愛いんだと 言って見せろよこの獣どもがー

 

10、エンディングテーマ

 

・このアルバムの中で一番お気に入りの曲です。歌詞も考えさせられるものが多く、メロディもとても綺麗で、何よりヴォーカルの秋田ひろむさんの心の叫びのような歌声が胸に響きます。

 

ー失うことに慣れたりしなかった 最後まで僕は悲しい人間でした

 だけどそれと引き換えに 僕は願うのです

 生きて 生きて 生きていたいよー

 

ー幼い頃飼ってたペットが死んだとき あまりの悲しさに

 出会わなきゃ良かったと思った

 手にする喜びと 失う悲しみ 天秤にかけるのは 馬鹿げたことですー

 

・僕も子供の頃飼っていたペットが死んだ時、大泣きした記憶があります。

 そしてその悲しみを味わいたくなくてペットを飼うことをやめました。

 確かに上記の歌詞のように失った悲しみより、一緒に過ごして得られ物の方が多かったんですね。

 

ー失い続ける事で 何かに必死になれる力が宿るのなら

 満たされていないってのは 幸せなのかな だとしたら

 今の僕はきっと幸せなんだな

 なのに 心が痛いよ 涙が止まらないよー

 

・ここは是非秋田ひろむさんの叫ぶような歌声と一緒に聞いて欲しいです。初めて聞いた時、自然と泣けてきました。

 

ー僕が死んだら 流れ出すエンドロール あと18小節のエンディングテーマ

 あなたの胸に焼きついて 消えないような

 気の利いた言葉を 言いたいんだけど

 そんな事考えてたら もう時間か

 最後はやっぱり 「ありがとう」かなー

 

・どんな人生でも最後は「ありがとう」と言える人生を送りたいですね。